矯正治療は何のためにするのでしょうか?

 矯正とはワイヤーなどの装置による矯正力により、顎や歯を正常な位置に移動させ、形態の変化を起こすことで、審美性や口腔機能の回復やその悪化予防を行うものです。

矯正治療の目的

①  かみ合わせを良くし、より健康になるためと言うのが先ず一つ目の目的になります。

不正咬合をそのままにしておくと

・ 食べ物がよく噛めない   

・ 言葉が明瞭でなくなる
・ むし歯になりやすい
・ 歯周病になりやすい
・ 口臭の原因になる
・ アゴの関節に負担をかける
・ 歯を折ったり、ケガしやすい
              などの問題がでてきます。

②もう一つの目的はより幸せになるためです。

不正咬合を治すことで、自分の容姿に自信が持て、今までのコンプレックスを解消できることもできます。治療開始時には無口でうつむきがちだったお子さんが治療が終了し装置を外すとパーッと顔が明るくなって饒舌になったり、欧米人の様に歯を見せて笑うようになるという事を多く経験します。また、自分の歯に誇りをもっているので歯磨きも丁寧にされますし、自分から進んで定期検診にいらっしゃいます。自分に自信を持つことが出来、より幸せな人生を歩むことができます。

クオリティ・オブ・ライフ( quality of life、QOL)と言うようなことが言われて久しいですが、これはひとりひとりの人生の内容の質社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念です。医療は病気を見るものだとする考え方がありましたが、現在は患者様が自らの理想とする生き方、より幸せだと感じられる状態へ導くのが医療の重要な目的だと考えられています。