こんにちは 歯科衛生士の伊藤小百合です。

今回は、「硬い食べものが歯を鍛える」という話をしていきます。

 

ナイジェリアの子供たちは、虫歯のある子が日本に比べてはるかに少なく、しかも噛む力がとても強いということが、東京医科歯科大学とナイジェリアの医学部歯科学部の共同調査によって明らかにされました。

その資料によると、当時の日本あの子供たちは95%が虫歯を持っていましたが、ナイジェリアでは多くても約15%~20%だったそうです。

ナイジェリアの子供たちの健康な歯の秘訣の一つは、硬い食べ物をよく噛んで食べること。食卓に上がるメニューは、魚の干し物や燻製、肉は放し飼いの牛や鶏の硬い肉で、焼くかあるいは 煮たものを丸かじりするだけでした。

彼らが50歳までに失う歯は平均1本以下。日本人が平均5.8本失っていることから比べると、ナイジェリア人が健康で強靭な歯の持ち主であることが分かります。

また、チベットでは、生後2~3か月の子供に肉の丸湯でしたものをおやつ代わりに与えて、歯茎を鍛えているそうです。

おっぱいが欲しくておなかの空いている赤ちゃんは、与えられた肉の塊にむしゃぶりついて、しきりにジュージューと肉汁を吸い、まだ歯の生えていない歯茎で噛みつき、あごを動かして噛む運動を繰り返します。このことは、乳離れが出来て歯茎を鍛え、あごを動かす機能を発達させるそうです。

 

このように硬いものをよく噛んで食べることは、虫歯を少な くし健康な体を作るだけではなく、顔の形・表情や子供の成長・発達にまで影響を及ぼす重要なことなのです。

 

皆さんも硬い食べ物をゆっくりよく噛んで、歯の健康を維持してくださいね。

 

林歯科医院

歯科衛生士 伊藤小百合