子供を産むと歯が悪くなる?

 昔からよく「子供を産むと歯が悪くなる」といわれています。昔から言われていることは、その経験則から生まれた言葉なので、ある意味真実でもあるといえます。確かに多くの女性は出産や子育てを通じて、歯を悪くされる場合が多いのですが、世間一般で思われているように、「赤ちゃんに栄養を取られてしまって歯がもろくなって悪くなる。」とか、カルシウムを赤ちゃんに撮られて歯や骨が溶けてしまって虫歯や歯周病が悪くなってしまった」などという事はないのです。これは実は真実ではなくて、歯が悪くなるというのは事実だけど決して赤ちゃんがお母さんの骨や歯からカルシウムを吸収されるわけではないのです。理由は少し違うのである意味真実なのです。

では「歯が悪くなる」本当の理由はなんなのでしょうか?

理由にはいくつもの要因が絡み合っています。

①   つわりなどで十分歯磨きができない時期がある場合。

②   妊娠・授乳中などで歯科治療ができないと思いこみ、歯科医院から遠ざかること。

③   子育てで忙しく、自分のことは後回しになってしまう場合

などが考えられます。

 子育ての経験から、「親になれば子供のためなら何としても時間を作って病院に通うけれども自分のことは後回し」と言うのは良く理解できます。しかしながらお子さんの歯磨きや歯医者通いと同じように実はお母さんのお口のケアがお子さんの歯を守ることになるという事をごぞんじでしょうか?

 赤ちゃんのお口の中は最初は無菌状態です。それが歯の生え始める生後6カ月ぐらいから3才位までの間に周囲の大人から虫歯菌が移って定着することで虫歯ができる環境になってしまうのです。お子さんの近くにいることの多いお母さんたちのお口の中の菌の状態がその後のお子さんの虫歯のなり易さを決定してしまうのです。子育てでお忙しいのは良くわかりますが、かわいいお子さんのためにも、そしていつまでもお子さんの「自慢のきれいなママ」でいるためにもお母さんご自身の定期的なクリーニングに通っていただきたいと思います。林歯科医院にはみなさん小さなお子さん連れで通院なさっています。

クーファンに乗せてお越しになる方、ベビーカーでいらっしゃる方など様々です。実はお母さんの定期検診についてきて「歯医者ではいつもアニメDVD鑑賞」と思っていらっしゃるお子さんは、2歳前からご自身の検診で通院する場合でもそうでないお子さんに比べ歯医者に対する恐怖感が少なくスムーズに慣れていただくことが出来ます。お母さんの歯もお子さんの歯もきれいになって一石二鳥ですね。