中日新聞(2014年9月17日)

中日新聞の「教えてドクターQ&Aのコーナー」でみなさまの悩みや疑問にお答えしました。

中日新聞(2014年9月17日)教えて!ドクターQ&A~歯石について~

Q 日々、歯磨きを頑張っていますが、歯科の定期検診でいつも歯石がついているといわれます。何か良いアドバイスを下さい。

A 歯石はプラーク(歯垢)が石灰化したものです。唾液などに含まれるカルシウムやリン酸がプラーク内にリン酸カルシウムの結晶を形成することで起こります。
 歯石形成の前には、まずプラークの付着が起こります。いきなり歯石ができるのではありません。このプラークはブラッシングでとれますが、歯石になってしまうと歯ブラシではとれません。歯石をつけないためにはプラークを完全に除去すればいいのですが、実は簡単ではありません。100%歯磨きというのがありますが、専門家が挑戦しても1時間以上かかり現実的ではありません。ですから磨き残し歯必ず存在しています。虫歯が出来ない、歯周病が悪化しない、歯石がつかない程度まで磨きこんでいく必要があります。定期検診のたびに歯石がついているということですので、定期検診の間隔とか磨き方の相談をされた方がいいと思います。一般によく磨けている人でも細菌叢の関係で、3ヶ月に一度の定期検診が推奨されています。

院長 林 尚史


林歯科医院院長 林 尚史

林 尚史(医療法人尚志会 林歯科医院 院長)
1988年福岡県立九州歯科大学卒業
1992年医療法人尚志会林歯科医院開設、理事長。
「自分自身が受けたい治療、自分の親や子供に受けさせたい治療を患者様に」を合言葉に最新の設備で最善の治療を提供。
日本歯周病学会専門医、代議員。愛知学院大学歯学部非常勤助教。