中日新聞(2015年1月21日)

中日新聞の「教えてドクターQ&Aのコーナー」でみなさまの悩みや疑問にお答えしました。

中日新聞(2015年1月21日) 教えて!ドクターQ&A

Q 親知らずが生えてきたのですが、抜いた方がいいですか?

A 結論から言うと抜いたほうがいい場合と抜かなくていい場合があります。

それは生え方によります。

 抜かなくていい場合は、正常な位置、方向に生えていて痛みや腫れが起こらない場合でかつ磨けている、虫歯になっていない時です。
 
 抜いたほうがいい場合は、斜めや横向きに生えてきた場合、痛みや腫れを繰り返す場合、歯並びに影響を与える場合、親知らずが磨けない場合、虫歯になった場合などです。特に斜めや横向きに生えてきた場合は、必ず手前の歯を悪くしてしまいますので、手前の歯が悪くなる前に早めに抜くことをお勧めします。

 でも実際は、ななめなのかまっすぐなのかご自分ではわからない場合も多いですし、お口の中のほかの歯が悪い場合には親知らずを移植して利用することなどもあります。ですから一概に抜いたほうがいいとか、抜かないほうがいいとはいえず、個々の状況によって異なってきます。経過観察してから抜くか抜かないかを決める場合もあります。

 親知らずが生えてきたら、早めに歯科医院で相談してください。

院長 林 尚史


林歯科医院院長 林 尚史

林 尚史(医療法人尚志会 林歯科医院 院長)
1988年福岡県立九州歯科大学卒業
1992年医療法人尚志会林歯科医院開設、理事長。
「自分自身が受けたい治療、自分の親や子供に受けさせたい治療を患者様に」を合言葉に最新の設備で最善の治療を提供。
日本歯周病学会専門医、代議員。愛知学院大学歯学部非常勤助教。