三重県保険医新聞(2015年1月25日)

三重県保険医新聞「一期一会」のコーナーで林歯科医院院長のインタビューが掲載されました。

林歯科医院 院長 林尚史 林歯科医院 外観

自分の親や子どもに受けさせたい治療を

【開業までの道のり】
1962年に一志郡嬉野町で生まれ、津西高校から福岡県立の九州歯科大学に進学しました。卒業後は、福岡県内の歯科医院、津市の歯科医院での勤務医をへて、1992年に松阪市で林歯科医院を開業しました。

【歯科医師を目指したきっかけ】
私が小学校3年生の時に交通事故にあい、3カ月ほど入院をしました。その時に医師・看護師の仕事をみてかっこいいと思い、医療の道を志すようになりました。両親から「あなたは手先が器用だから歯科医師になったら」という勧めもあり、歯科医師を目指しました。

【四つのこだわり】
開業してから四つ大事にしていることがあります。一つ目は、歯科医師は職人だという事。技術を磨き、日本の最先端の治療を患者さんに提供できるようにする。二つ目は、嘘のない治療を心掛ける事。自分の技術を磨くとともに、自分が受けたい治療、また自分の親や子どもに受けさせたい治療を開業当初から心掛け、スタッフにも教育しています。三つ目は、エステ感覚で来ていただけるように、明るく開放的な雰囲気の歯科医院を目指すこと。

林歯科医院 晴れやかで落ち着く待合室

四つ目は、悪くしない治療。子どもの時からむし歯がない永久歯列を作る。これが究極の目標です。乳歯ではむし歯があったとしても、永久歯になった際は、むし歯にならないように。以上の四つをこだわり診療を行っています。

【開業当時の患者さんが今も・・・】
 苦労したことは、実家が医療関係でなかったので医院を開業するとき、全額銀行から借金をして開業した事。当時30歳半ばで膨大な借金を背負ったストレスで体調の変化が起こり、汗っかきな私が乾燥肌になったり、胃潰瘍になったことが一番辛かった。
 嬉しかったことは、現在開業して22年経ちますが、開業当時からの患者さんで先日70歳になった方から、「先生のところに来てから1本も歯をなくしてない」と言っていただきました。また、子どもの時から治療していた患者さんが、お母さんになって自分の子どもを連れてきてその子どもが診療を受けるようになったことも嬉しかったです。

林歯科医院 予防まつり2014

【将来の夢】
医院に関しては、医師5人、チェア12台に拡張してきましたが、今の状態を維持し、自分のところに来てくれる患者さんに、最先端の医療レベルを提供して、来てよかったと思われるようになりたい。また、スタッフたちが、今の私の歳になっても勤められるように雇用の継続ができるよう、医院を続けることです。
 プライベートの夢は70歳位の元気なうちに引退し、家内とのんびり旅行をしたいです。しかし歯科医師の仕事は好きだから、環境が許すかぎり働きたいです。

林歯科医院 チームワーク抜群のスタッフ

【より良い医院作りのため スタッフ主導での取り組み】
スタッフどうし、仲が良く良い関係であると思います。チーフが2人おり、そのチーフを中心にいろいろな取り組みを行っています。10年以上勤務しているスタッフが複数人いるので、若いスタッフが入ってきてもベテランスタッフが指導し、よい関係が築けているのだと思います。
また、月に1回は全員集まり、全体とその他職種別でミーティングを行い、スタッフ主導で医院をよくするための取り組みをいろいろ行っています。

【ご家族の紹介】
家内と高校2年生の双子の男の子の4人家族です。

【大学時代の友人との集い】
大学の同期が三重県に3人いて、明和町の辻先生・志摩市の谷口先生・済生会松阪総合病院歯科口腔外科の佐藤先生で定期的に集まったりしています。

【休日の過ごし方は学会か海へ出かける】
基本的には、私か副院長の家内が勉強会に出ていることがほとんどです。今は子どもが大きくなりましたが、以前はどちらかが勉強会に行き、どちらかが子どもの世話を行っていました。現在でも休日は勉強会に行くことが多いです。
 勉強会以外ですと、ヨットです。ある飲み会の席で先輩の先生から「ヨットってどう?」と言われ、酔っていた勢いもあり、「いいですね。ヨットは男のロマンですね」と答えると後日、先輩の先生からヨット管理の催促があり、勢いに負け、最終的に数人でヨットを管理することに。今ではたまにヨットをしに海に行くようになりました。行くと気持ちがいいです。現在4代目のオーナーを任されています。

林歯科医院 診療の風景

【患者さんが長年通い続ける秘訣】 
データとして患者さんを納得させることです。成人の方にはエビデンスを見せたり、自覚を持ってもらう。うちは技術系の歯医者なので、このエビデンスを見せて定期的に管理していく患者さんと、そうでない患者さんとのエビデンスの違いを治療中に紹介して、来てくださいよとメッセージを送る。決してやみくもに来てくださいと言うのではなく、今までの実例や他の例を示し、患者さん教育を行い、自覚を持ってもらっています。今も昔も同じことを患者さんには話していますが、心に残った人が現在も来院してくれているのだと思います。

掲載紙面は次の画像をクリックするとご覧いただけます。

三重県保険医新聞 2015年1月25日 第486号