中日新聞(2016年9月14日)

中日新聞の「教えてドクターQ&Aのコーナー」でみなさまの悩みや疑問にお答えしました。

2 0 1 6 年 9 月 1 4 日 ( 水 曜 日 )中 日 新 聞

Q 初めて歯石を取った後、出血しやすくなったり、痛みやすくなったり、歯と歯の間に隙間ができたりしました。定期的に歯石を取りに行かなければならないのでしょうか?

A 歯石を取った後に出血しやすくなったのは、歯茎に炎症があったからです。痛みやすくなったのは、歯の根を覆っていた汚れがとれて根が露出して知覚過敏を起こしたからです。隙間ができたのも今まで歯石がたくさんついて歯茎が腫れていたのが、歯石がなくなったことで、腫れていた歯茎が引き締まり、隙間が空いたのです。これは、歯周病によって歯を支えている骨が溶かされていて、骨が溶けたところまで歯茎が引き締まったからです。ただこれらの変化はかなり歯周病が進行した方が初めて歯石を取った時に起こる変化で、歯石をいつも取っていて歯周病が軽度の状態に保たれていればこのような変化は起こりません。歯石が付いていると口臭の原因になったり、歯周病の原因になったりします。定期検診などで歯石をこまめにとっておくと歯石を取ったあとの違和感もほとんど起こりませんし、歯周病にならなくてすみ、お口の健康を維持することができます。

院長 林 尚史


林歯科医院院長 林 尚史

林 尚史(医療法人尚志会 林歯科医院 院長)
1988年福岡県立九州歯科大学卒業
1992年医療法人尚志会林歯科医院開設、理事長。
「自分自身が受けたい治療、自分の親や子供に受けさせたい治療を患者様に」を合言葉に最新の設備で最善の治療を提供。
日本歯周病学会専門医、代議員。愛知学院大学歯学部非常勤助教。