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マイクロスコープが2機導入されました!

松阪市の歯医者、林歯科医院の歯科医師の藤村です。

先日、当院にマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)が2機導入され、もともとあった2機と併せて4機での体制となりました。
そこで今回はマイクロスコープの話を少しさせていただきます。

マイクロスコープとはその名の通り、小さいもの(マイクロ)を見る機器(スコープ)です。これによりわずか1cmほどの歯を20倍ほどの拡大率でみることができます。

マイクロスコープはもともと1950年頃耳鼻咽喉科で応用が開始され、その後60年代に眼科・脳神経外科で、70年代に形成外科・婦人科で、そして90年代に歯科で応用されるようになりました。
1998年にはアメリカ歯内療法学会(AAE)における歯内療法(歯の根っこの治療)専門医の教育にマイクロスコープの使用が義務付けられるようになりました。また、歯の根っこの治療から使用された機器はその後歯周病の治療、インプラント治療、被せものの治療、虫歯の詰め物治療、さらには衛生士が主に行う予防治療にも応用されるなど、歯科のあらゆる領域に拡大しつつあります。
しかし現在日本におけるマイクロスコープの普及率は10%ほどと言われており、まだ充分な普及率とは言えません。

さて、マイクロスコープの最大の利点は、その拡大率の高さといえます。私が普段使用している拡大鏡の拡大率は2.5倍程度ですので、マイクロスコープを覗くと拡大鏡で見るよりさらに8倍ほどの大きさで歯が見えることになります。歯が大きく見えると、肉眼では到底確認できないような歯の破折や亀裂が見えるようになったり、虫歯の取り残しがなくなったり、隣の歯を削ってしまうことがなくなります。

さらにマイクロスコープの光源は同軸照明であることが特徴です。この同軸照明により見える範囲に影ができないので、例えば根っこの治療の際、今まで見れなかった根っこの先端まで見えるようになります。

このようにマイクロスコープにより見えてたと思っていたものがもっとよく見え、見えないものが見えるようになり、より精密な治療を行うことが可能となります。
しかし、利点ばかりだと良いのですが、もちろん欠点もあります。倍率が上がることでピントを合わせるのが難しくなります。また歯科医師が効率良く治療を行うためには鏡筒を覗いたまま介助者と器具のやり取りをすることが必要になりますので、術者と介助者の連携が今まで以上に求められます。

私達はより精密な治療を患者様にご提供できるよう、日々の練習、勉強を重ねてこれらの欠点を1日も早く乗り越えていきたいと考えております。

 

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