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ブログBLOG

口で呼吸をすると頭が悪くなる!?

こんにちは!松阪市の歯医者 林歯科医院の歯科医師、鈴木隆太郎です。

タイトルにもありますが、今回のテーマは『口呼吸』です。口呼吸って皆さんなにかご存知ですか?

 

ご存知でない方のために簡単にご説明すると、つまりは『鼻ではなく、口で呼吸してしまうこと』です。人間は本来、鼻から息を吸って鼻から吐くようにできています。(ラジオ体操などの鼻から吸って、鼻から大きく吸って口から吐くと言うのは、実は誤った方法です。)しかし、最近何らかの原因で、口で息をしてしまう人たちが増えているのです。

 

口呼吸をしてしまうと何が問題なのか?そんなご質問もいただきますが、お答えとして挙げられる、たくさん口呼吸のデメリットがあります。

まず、健康面での被害です。『口呼吸は万病の元』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
本来人間が鼻で呼吸するのは、鼻には様々な素晴らしい機能があるからなのです。伸びてくると恥ずかしい鼻毛は、ほこりやゴミをブロックしてくれますし、線毛と呼ばれる場所ではウィルスや最近が体内に侵入するのを防いでくれます。
そして、外からの冷たく汚れた外気は、鼻腔を通って温められて、加湿された状態で体の中に入ってきます。わかりやすく言うと、人間の鼻腔はダイ◯ンにも勝る、【長高機能殺菌機能、ウイルス除去機能付き加湿器】なのです!!
口呼吸してしまっている方というのは、この恩恵を享受せずに生きているので、さまざまな病気にかかりやすいですし、アレルギー物質も直接体内に取り込んでしまうので、アレルギーにもなりやすいと言われています。

 

新型コロナウイルスと共に我々が社会生活を営む中で、マスクは必須の時代です。マスクの下で口呼吸してしまっている方がいらっしゃれば、ぜひ鼻呼吸を意識して頂くことをお勧めいたします。

 

そして、今回のブログテーマである、『口呼吸をすると頭が悪くなる!?』に対する答えとしては、様々な研究論文からその可能性があると言われています。
あるブラジルでおこなわれた研究では、8~12歳の小学校で2回以上進級できなかった24名と、特に学習に問題のない24名と比較しました。その結果、成績不良の子供たちは、成績良好の子供に比べ、咽頭扁桃肥大と口蓋扁桃肥大が多く、口呼吸が有意に多かった結果がわかりました。(Fensterseifer et al,2013) 
また、他の研究では、平均9歳の42名の口呼吸している子供と、同年齢の13名の鼻呼吸している子供の2グループで検討し、読解力と計算力を比較しました。その結果、口呼吸の子供は、読解力も計算力も有意に劣っていたことがわかりました。(Kuroishi et al,2015)

 

このように、口呼吸の子供達は頭が悪くなってしまう危険性があるということがわかりますね。昔から『口を開けたままボケっとしない!バカに見えるよ!』などと親に怒られた経験がある方もいらっしゃるのではないかと思いますが、実際には『口を開けたままだから脳に供給される酸素量が減り、記憶力や読解力などが低下してバカになってしまう』というのが正しいのかもしれませんね。

 

また、口呼吸になってしまうと歯並びが悪くなりますし、虫歯にもなりやすくなり、口臭も目立つようになります。今回のテーマとは違うので、詳細には触れませんが、口呼吸をすることで、唇の周りの筋肉などの口腔周囲筋と、ベロ(=巨大な筋肉のかたまり)とのバランスが崩壊し、歯並びが悪くなってしまうのです。

 

たくさんの怖いことをお話ししてきましたが、これは口呼吸の方にどれも実際に起こってしまうことなのです!(しかも高確率に…。)
これに対する解決法としては、まずは耳鼻咽喉科で鼻呼吸ができるような鼻の状態にしてもらうことも重要です。
そして歯科では、MFTと呼ばれるお口の周りの筋肉やベロなどのトレーニングを通して、治療を行うことが可能です。
口呼吸が気になる方、まずは松阪市の歯医者、林歯科医院までご連絡くださいね!

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