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生涯学習と「スマホって何?」

みなさん、こんにちは!松阪市の歯医者 林歯科医院の歯科医師の森田です。

今回は、先日行われたオンラインでの研修会についてご紹介します。

ところで、生涯学習なんて言葉を聞くようになったのはいつ頃でしょうか。もう思い出せないぐらい昔の事だったように思います。現代社会は進歩が速く、生涯にわたって学習を続けることが必要と言われて久しいですね。身近な例を挙げてみても、自分が高校生の頃まではスマホなんてありませんでしたし、インターネットも今ほど便利で発達したものではありませんでした。過去から現在にかけての進歩がそんな調子ですから、現在から未来への進歩も同様かそれ以上のものになるでしょう。世界の進歩についていかないと、「スマホって何?」みたいな状態になりかねません。

 

歯科医療・歯科医学の世界もまた同様です。これらは長年にわたる先人たちの努力の積み重ねによって築き上げられてきたものですから、基本的な考え方などはコロコロ変わるわけではありません。しかし、使用される技術・機械・材料などは、より良いモノを求めて変化していきます。その変化に無頓着でいると、我々歯科医師も先ほどの「スマホって何?」という状態に陥りかねないわけです。

そんなわけで我々歯科医師も「スマホって何?」病にならぬよう、日々勉強を続けています。先日行われた研修では、歯の神経を抜いた後、根の中に入れる詰め物に使う材料と、材料の詰め方についての話を中心に講義が行われました。

根の中(根管といいます)に詰め物をすることを「根管充填」といい、根の中の詰め物に使う材料のことを「根管充填材(剤)」といいます。根管充填材(剤)には固形のものとペースト状のものがあり、通常はこれらを組み合わせて使います。固形のものはガッタパーチャと呼ばれるものを使用することが多く、ペースト状のものはシーラーと呼ばれる根管充填用のセメントを用いることが多いです。

 

今回の研修では、根管内をシーラーで満たした後、根管の太さに近いサイズの棒状のガッタパーチャを1本だけ根管に挿入する根管充填法について講習を受けました。
私が大学生だった頃は、根管にシーラーを塗布し、太さの異なる棒状のガッタパーチャを1本ずつ根管に挿入・圧接していき、根管がガッタパーチャでいっぱいになるまでこれを繰り返す、という方法を教わりました。今でもこの方法は基本的な根管充填法の一つです。教科書にはこの他にもいくつかの根管充填法が書かれており、さきほどのガッタパーチャを1本だけ挿入する方法も書かれてはいますが、従来型のシーラーで実施するには性能上の問題があるため、実際にはあまり行われていませんでした。
ところが近年新たに開発されたシーラーによって性能上の問題が克服され、昔は顧みられなかった根管充填法が再び取り上げられるようになったわけです。ひょっとしたら数年後には、全国的にこちらが普通の根管充填法になっているかもしれません。もし勉強せずに知らないままでいたら、「スマホって何?」病になってしまいますよね。

 

いかかでしたでしょうか。我々医療従事者はこんな風に、「スマホって何?」病にならぬよう、生涯学習にいそしんでいます。
ところで、黒電話→ケータイ(携帯電話)→スマホ(スマートフォン)、と来て、果たして次に来るのは???未来が楽しみですね。ちなみに私の予想は腕時計型携帯電話です。
…エ?モウトックニ来テル?そういえばどこかのCMで見たような…。

 

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