BLUE RADICAL

ブルーラジカルとは

重度歯周病に対する
新しい治療の選択肢

「ブルーラジカル」は、重度歯周病(歯周炎)への対応を目的として開発された歯周病治療用医療機器で、2024年から導入が開始された、比較的新しい治療法です。
本治療では、過酸化水素と特定波長の青色レーザーを組み合わせることで生じる反応を利用し、歯周ポケット内の環境に作用する仕組みを採用。従来の機械的清掃とは異なるアプローチを取り入れた治療方法として位置づけられています。
導入施設や適応症例には一定の条件があり、すべての歯周病に適応されるものではありません。
しかし、外科的処置を伴わない治療方法の一つであり、患者様の状態によっては、身体的負担を抑えた治療の選択肢となるでしょう。

ブルーラジカル治療で期待される作用

  • 細菌除去

    歯周ポケット内の環境に作用し、細菌数を減少させます。細菌の細胞膜や内部構造と反応し、細菌の働きを弱める方向に作用すると考えられている「ヒドロキシルラジカル」を発生させることにより、歯周病の原因菌を殺菌する効果があると考えられています。

  • 歯周病進行抑制

    歯周ポケット内の状態を整えることで、歯周病の進行を抑制することが期待されます。
    これにより、歯を支える組織(歯槽骨)への負担軽減や抜歯のリスク低減を図り、長期的な口腔内の安定を目指します。

  • 歯周ポケット改善

    炎症の原因要素が軽減されることで、歯肉の状態や歯周ポケットの状態が良くなり、手術しなくても歯周ポケットが浅くなるといった効果が期待できます。

  • 炎症改善

    歯周ポケット内の環境変化により、出血の軽減や歯肉の炎症を改善し、ピンク色の健康な歯肉へと導きます。慢性的な炎症状態の改善を目的とした治療の一環としても期待できる方法です。

  • 従来治療との比較

    「歯肉に優しい」「短期間での治癒」「痛みの軽減」が期待できる治療です。スケーリング・ルートプレーニング(SRP)などの従来の歯周病治療で得られる効果に「殺菌力」が加わり、重度であっても、外科的処置を行わずに同じくらいの効果が期待できます。

ブルーラジカルの特徴

国の承認を受けた
歯周病治療用医療機器

ブルーラジカルは、「重度歯周病に対する効果がある」と国が承認した歯周病治療用医療機器です。従来使用されてきた多くの治療機器は、歯垢や歯石の除去を目的としたものであり、歯周病治療そのものを評価対象とした治験が行われていないケースが一般的でした。
そのため「歯周病に対する治療効果」を明確に示すことが難しいという背景がありました。
ブルーラジカルは、歯周炎の患者様を対象とした治験が実施され、歯周ポケットの変化について評価された医療機器です。
この結果をもとに、「歯周炎ステージⅢ・Ⅳの患者様に対し、歯周ポケット内への作用とスケーリングを同時に行う」という使用目的で承認されています。
歯周ポケットの状態改善を治療目的の一つとして位置づけた医療機器として、歯周病治療における新たな選択肢となっています。

従来治療とブルーラジカル治療の違い

  • 従来の歯周病治療

    一般的な歯周病治療では、超音波機器などを用いて歯石や歯垢を機械的に除去した後、必要に応じて消毒や殺菌処置を行います。症状の進行度や歯周ポケットの状態によっては、歯肉の切開や縫合を伴う外科的処置が選択される場合もあります。

  • ブルーラジカル治療

    ブルーラジカル治療は、歯石・歯垢の除去と歯周ポケット内への作用を同時に行う構造となっています。症例によっては治療工程が簡略化される場合があり、歯肉の切開や縫合といった外科的処置を行わずに治療を進められるケースもあります。

治療のご案内ができないケース

ブルーラジカル治療は、すべての方に適応できる治療ではありません。
お口の状態や全身状態によっては、治療をご案内できない場合があります。

  • 麻酔ができない方
  • ペースメーカーを使われている方
  • 無カタラーゼ症の方
  • 光線過敏症の方
  • 妊娠またはその疑いがある女性
  • 途中で通院ができなくなる可能性がある方

注意事項

  • 治療にかかる時間や回数は、対象となる歯の種類・本数、歯周病の進行度によって異なります。
  • 治療後、一時的に歯肉が白く見えることがありますが、多くの場合、1日程度で元の色に戻ります。
  • 歯周病の進行を抑えることを目的とした治療であり、失われた歯周組織を再生するものではありません。
  • 治療後のセルフケアや定期的なメインテナンスが不十分な場合、再感染のリスクがあります。
  • 十分な改善が得られない場合には、再治療や歯周外科治療、抜歯など、別の治療方法を検討することがあります。
    歯周病は日常のセルフケアの影響が大きいため、治療前後の口腔衛生管理は特に重要です。

よくある質問

Q

ブルーラジカル治療は、どのような歯周病に適応されますか?

A

ブルーラジカル治療は初期段階から重症化した症例に至るまで、幅広く効果が期待できます。
従来の治療を行っても十分な改善が得られなかった方や、外科的処置を避けたいと考えている方にとって、治療の選択肢の幅が広がります。

Q

ブルーラジカル治療は痛いですか?

A

痛みを感じにくい治療方法とされています。ただし、歯肉の炎症が強い場合や、歯周ポケットの状態によっては、刺激や違和感を覚えることがあります。痛みに不安がある場合は、事前に担当歯科医師に相談しましょう。

Q

通院回数はどのくらい必要ですか?

A

初回のカウンセリング時に、お口の状態を確認したうえで、治療計画や通院の目安をご説明します。通院回数は、歯周病の進行度や治療する部位によって異なりますが、基本的には1回の治療でも効果が期待できます。治療後は良い状態を保つために、経過観察やメインテナンスが重要です。

Q

ブルーラジカル治療後に気をつけることはありますか?

A

治療後は、以下の点にご注意ください。
【口腔内の清掃を丁寧に行う】日頃から歯みがきやうがいを意識し、清潔な状態を保つことが大切です。
【刺激の強い飲食物を控える】治療後しばらくの間は、辛いものや熱すぎる飲食物など、歯肉への刺激となるものは控えましょう。
【定期的な受診を続ける】歯周病の再発を防ぐためにも、定期検診を受け、状態の確認とケアを継続することが重要です。

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