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患者様に向けた
歯科情報のご提供

上唇小帯切除術

上唇小帯とは………上くちびると歯茎を繋いでいる、上の前歯の歯茎の中央にある『すじ』のことです。

その『すじ』が、上の前歯の中央の歯と歯の間に入り込んでいることがあります。

年齢とともに、『すじ』の位置が上に移動していきます。

しかし、その『すじ』が上の前歯が生え変わっても、歯と歯の間に入り込んだままになっていると、様々なことが起こってしまいます。

 

①歯並びが悪くなってしまう

大体の場合、歯と歯の間に隙間があいてしまい、すきっ歯になってしまいます。

②歯茎が腫れやすい

『すじ』により、歯と歯茎の間に隙間ができ、腫れやすくなってしまいます。

③虫歯になりやすい

歯磨きがしにくく、虫歯になりやすくなってしまいます。

 

必ずしも、切除しなければならないわけではありません。

年齢、成長とともに『すじ』は細く短くなっていきます。

自然と切れてしまうことも多くあります。

転んだ時などに『すじ』が切れることもあります。

 

ただ、上の前歯の永久歯が生えてきても、太いままで、永久歯の前歯の歯と歯の間に隙間を作るようなら、切除することをおすすめします。

 

上唇小帯切除術という手術ですが処置は

①いつもの虫歯治療と同じ麻酔をします

②レーザーを『すじ』にあて、切除します

これで15分くらいで終了します。

出血はほぼありませんし、痛みは出にくいと思います。

処置したその日は、醤油などがしみることがあるかもしれません。

 

ただ嫌がるお子さまを押さえつけてでもする処置ではありません。

良い時期に『すじ』を切除すれば、簡単に歯並びが治り、歯茎のためにもいいと思います。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください‼︎

 

歯科衛生士 伊藤友美