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どうして着色が着くのだろうか
こんにちは。松坂市の歯医者 林歯科医院の歯科衛生士の清水千聖です。
最近メンテナンスにきて歯に着色がついて気になると仰られる方が増えてきました。
少し前までコロナ禍でマスク着用での生活が当たり前になっていましたが、実は、マスクの着用ではもう一つ、口呼吸になりやすいという問題が指摘されています。
口呼吸をしてると口の中が乾燥する事により着色が着きやすくなります。
それにより以前より着色しやすくなったと言われています。
その他の原因もあります。
1つ目がタバコを吸っていたりだとか、コーヒー、お茶、カレー、ケチャップ、ワインなど色の濃い食べることです。
上記の物はステイン(歯の着色の茶色い物)のもととなるポリフェノールやタンニンが含まれていることが多いです。ポリフェノールなどの成分が歯のエナメル質を覆っているペリクルに付着することで、着色汚れが起きていると言われています。
2つ目は、歯並びが悪いことです。
タバコを吸わない人や色が濃い食べ物や飲み物を取らない人でも着くことはあります。
歯並びが悪いとどうしても汚れが全て落とすことが難しいです。
磨き残しを放置しておくと更に落としにくい歯石となり、歯の表面にこびりついてしまいます。歯石自体にも汚れが付着しやすいため、着色汚れは更に悪化することになるでしょう。
3つ目は口呼吸になります。
唾液は口内を潤すと同時に、汚れを洗い流してくれる役割も持っています。口呼吸を繰り返すと汚れを洗い流してくれる唾液が十分に出ないため、汚れは落ちにくく歯の表面に着色が残るリスクが高くなると言われております。
4つ目は他の3つに比べると少ないですが、歯磨き習慣や方法に問題がある可能性があるかもしれません。
例えば、研磨剤が入ってない歯磨き粉を使用している。歯磨きをあまりしない。(時間や回数)
磨いてるつもり。
研磨剤は歯の表面に付着した汚れを落とす役割を持つ成分になります。
研磨剤が多すぎたり、歯磨きをしすぎたりすると歯を傷付けるリスクもありますがまったく使用しないと汚れや着色が落ちにくくなります。
また、歯磨きの回数が少なかったり歯磨き自体が雑になっていたりすると歯垢が歯に残りやすく、自分では取り除くことが難しくリスクが高くなります。
着色とる方としては、お家でする方法としては、研磨剤が入ってない歯磨き粉を使用しているようであれば研磨剤入りのもので磨いてもらうことです。
最も効果的なものは、定期的のメンテナンスに通っていただくことです。
専門的な器具を使って着色を取らせていただきますし、歯みがきの際の磨き残しや、歯石となってこびりついた汚れも除去しあわせて虫歯チェックも行ってもらえるため、歯の健康のためにも定期的な検診がおすすめです。
検診の際に着色や気になることがありましたら、いつでもご相談下さい。