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歯の豆知識
歯の生え変わり
乳歯から永久歯へ
永久歯への生え変わりは、4、5歳ごろから始まります。
通常、永久歯は乳歯の真下から生えてきます。
そして、永久歯は乳歯の根っこを少しずつ溶かして吸収していきます。
なので永久歯が生えてくると、乳歯の根はほとんどなくなり、グラグラして自然と抜けてしまいます。
歯の生え変わりは、下の前歯か、一番奥の歯のどちらかから始まります。
ひとつは、下の前歯の乳歯が生え変わり、永久歯になります。
もう一つは、一番奥の乳歯のさらに奥、歯茎から永久歯(6歳臼歯)が生えてきます。
この歯は、永久歯のかみ合わせや歯列の基準となる歯なので、大切にしていきましょう。
乳歯が抜けずに、乳歯の裏側から永久歯が生えてくることも多くあります。
その場合は、永久歯が内側に生えたことにより、永久歯による乳歯の根の吸収が起こらず、乳歯が抜けないままになっているのだと思います。
その乳歯がグラグラしているのなら、そのまま様子を見てもいいと思います。
しかし、乳歯がぐらつくことなくしっかり生えていて、永久歯が内側から生えてきているなら、抜いたほうがいいと思います。
たとえ永久歯が内側に生えてしまっても、乳歯を抜けば舌の力で押されてキレイに並ぶ可能性があります。
もしくは、スペースが足りず矯正が必要になるかもしれません。
何か気になることがあれば、気軽に相談ください。
歯科衛生士 伊藤友美