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【歯科医師が伝える】歯の根治療の必要性とメンテナンス
こんにちは、松阪市嬉野の林歯科医院 歯科医師の濵口です。
2025年3月に大阪で開催された歯の根の治療についてのセミナーに参加しました。
むし歯が大きくなってしまったり、歯に亀裂が入ったり、歯周病が重度になり進行したりすることで歯が痛む理由は、細菌が神経内に侵入し神経が炎症を起こすことです。神経の炎症で歯の中の血流量が上がることで歯の中の内圧が上がり歯の痛みにつながってきます。更に進行すると痛みは少なくなってきますが、歯の根の先に膿がたまり歯茎が腫れる原因になります。歯の炎症が起こった段階から歯の根の治療が必要になります。
歯の根の治療について
みなさんは歯の根の治療についてどんなイメージを持っていますでしょうか?今回は歯の根の治療についてお話ししていきます。
歯の根の治療は、歯の神経をとる治療と細菌感染を起こした根の治療に大きく分かれます。歯の神経が生きている場合は前者、歯の神経が死んでしまい、歯の根の先に膿を作ってしまった場合は後者になります。いずれも歯の神経が入っている細い管の消毒を行う治療です。
歯の神経について
歯の神経は大まかに歯の頭の方の広い部屋と歯の根の方の狭い部屋に存在しています。
歯の根の治療は歯の神経が入っていた部屋の細菌を除去してきれいにした後、再感染を起こさないように根の先まで最終的なお薬を詰めて完全に閉鎖します。消毒は複数回行うため治療には回数と時間がかかります。歯の根の形は個人差があり、また歯の部位によって全く異なり複雑です。
また、深くなったむし歯を放置したり、加齢や噛み合わせが強いことにより歯の神経に刺激が加わることで、歯の神経が入っている部屋が狭くなったり、歯の根の部屋の入り口が閉鎖してしまうことがあります。そのような場合は、歯の根の方の部屋が髪の毛よりも細い状態になっているため更に細い針金のような器具を使用して行うためとても治療が難しくなってきます。
神経を取り除いた歯について
歯の神経を取り除いた歯は血液循環がなくなるため、歯の強度を保てなくなり歯が割れやすくなるといわれています。そのため、歯の根の治療を行った後は歯に土台を立てて、歯の破折を防ぐために全体を被せていきます。清掃状態が悪く被せ物の隙間からむし歯になったりすると再治療が必要になったり、再治療が難しい場合には抜歯が必要になったりすることがあるため、精密治療で土台も被せ物も精度良く行なっていくことが歯の長期的な予後につながります。
定期的なメンテナンスの必要性
歯科における二大疾患はむし歯と歯周病です。どちらの疾患も原因は口腔内の細菌です。どれだけむし歯の治療をきちんと行なっても毎日のブラッシングがうまくできていなければ、再度むし歯になってしまったり歯周病が改善しなかったりします。定期的なメインテナンスにおいてむし歯の早期発見早期治療を行うことや歯周病が悪化する前に早期に治療介入していくことが歯を長持ちさせるためにはとても大切です。
みなさん定期的に歯科医院は受診するようにしましょう!
歯科医師 濵口 桂

