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松阪市嬉野にある林歯科医院の歯科医師の浅井です。
最近、自分の同級生がおめでたいことに結婚し、妻が子供を授かりましたという連絡を受けました。自分が歯科医師ということもあり、その同級生からこんな質問を受けます。

「妻が妊娠中なんだけど、歯が痛くなってしまって、いま治療できるの？」と聞かれることがよくあります。

そんなとき、私は「体調や時期、治療の内容により治療が必要かは変わるけど、多くの処置は安心して受けられるよ」と答えてます。

妊娠すると女性ホルモンのバランスの変化により、歯茎が炎症を起こし出血しやすくなります。匂いにも敏感になるため口臭が気になるなどよく耳にします。
また、つわりでなかなかいつも通りのブラッシングができなかったり、食事がしっかり取れず間食が増えたりして、むし歯にもなりやすくなります。
そんな敏感な時期のため、今まで歯が痛くなかったのに痛みが出てきやすくもなります。

だからこそ、妊娠中でも体調が良ければ定期検診・メンテナンスに受診して頂き、歯のクリーニングやこんなときにどうしたら良いかというのを細かく提案させて頂きます。当院にはママさん衛生士さんも多く、衛生士さんとしてだけでなく、一人のママとしてのアドバイスもさせて頂きます。

また万が一歯科治療が必要になった際に心配なのがレントゲン撮影や麻酔だと思います。
レントゲンに関しては診察診断する上で僕たちにとってレントゲンは欠かせないもので、痛みがあれば患者さんと相談して最低限のレントゲンを撮影させて頂く場合があります。

レントゲンは防護服を着て撮影しますので、年間の自然被曝量の100分の1以下と言われており、また最近のレントゲンは放射線量が抑えられているので、必要以上に心配する必要はありません。

麻酔に関しては局所麻酔なのでお腹の赤ちゃんへの危険性はほとんどなく、それよりも痛みに我慢して治療中ストレスを感じるほうが影響あるので、麻酔に関しても患者さんと相談し行なうようにしてます。

以上のことから、是非定期検診を受けて頂き、お口と体が健康な状態で出産を迎えてほしく思います。出来ることなら、妊娠前から歯科医院には定期的に受診して頂き、妊娠がわかる前から健康なお口を保って頂くのが理想です。それが生まれてくる赤ちゃんへできるお母さんの愛情だと思います。