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患者様に向けた
歯科情報のご提供

どうする?外傷歯

こんにちは、松阪市の歯医者 林歯科医院のスタッフの辻です。
歯が折れたり抜けてしまったらどうしますか?
普段の生活でうっかり歯が折れてしまった!なんて経験をする方は多くありません。
しかし普段しないような大きな怪我をしてしまうとどのように対処していいのか分からなくなってしまうと思います。

一般的に、歯が折れる原因としてよくみられるのは転んでしまった!机や椅子にぶつけてしまった!遊具にぶつけてしまった!などの転倒やぶつけてしまった(衝突してしまった)ことによるものが多いです。
特に歯の怪我をしやすい年齢として挙げられるのが1〜3歳のお子様や7〜9歳の小学生くらいの子に多くみられます。勿論お子様だけに、限らず成人の方が仕事中に折れてしまったという場合もあります。

実際に抜けたり折れてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。
大前提として速やかに歯医者に来ていただくことが大切ですが、歯医者に来るまでに出来ることがいくつかあります。


◇抜けてしまったり折れてしまった歯は捨てないで下さい。

抜けた歯を戻して固定したり折れた歯を引っ付けたりできる場合があります。
必ずしも固定したり、引っ付けたりするということを出来るわけではありませんが抜けたり折れたりした歯は捨てずに持ってきてくださいね。

◇抜けたり折れた歯を乾燥させないで下さい

歯が乾燥しちゃうと歯の周りの細胞が死んでしまう恐れがあります。
乾燥させないために、牛乳や専用の保存液、生理食塩水に浸していただくことが大切です。
保存液は薬局にて購入できますし、簡易的な生理食塩水はご家庭で作ることが可能です。

◇折れたり抜けた歯は洗わないでください。

歯に汚れが付着していても洗わないでください。水で洗ってしまうと歯の周りに付着している膜が水と一緒に流れてしまいます。
膜が流れ落ちてしまうと、歯が引っ付かなくなってしまうので洗わずにそのままの状態でお持ちいただくようお願いします。その際に乾燥させないようにだけ気を付けてくださいね。

歯が折れてしまったり抜けた場合に限らず、歯をぶつけてしまった場合にも起こり得ることとして挙げられるのが歯の変色です。歯の神経が死んでしまうことにより変色を起こしてしまいます。そのままにしておくと歯に対して悪影響を及ぼすのでその場合、神経の治療が必要になる場合もあります。
外傷歯の治療が終わった後も経過観察をしていく必要があるので、かかりつけ医から経過観察終了の合図が出るまではしっかりと通院していただくようにお願いいたします。