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【歯科衛生士が教える】歯周病の早期発見の大切さについて
こんにちは。
林歯科医院歯科衛生士の山口です。
皆さん、歯周病大丈夫ですか?
歯周病は世界で最も患者数が多い感染症としてギネスブックに認定されている世界中で最も蔓延している病気と言われています。
歯を失う怖い病気というイメージが強い歯周病ですが、テレビのCMなどで見られるように、短期間で歯がグラグラになって抜け落ちる事はありません。
統計的には歯周病になりにくい人が1割、進行しやすい人が1割で残りの8割の人がゆっくり進行していきます。
歯周病になる原因
①磨き残されたプラーク
歯周病の一番の原因は長い間磨き残されたプラークです。
しっかり磨いているつもりでも歯ブラシの毛先がうまく当たっていなかったところがあったのかもしれません。磨き残されたプラークは時間とともに攻撃力を高めていきます。
また、歯ブラシでは溝のなかのプラークは完全には取りきれません。しかも溝のなかに無理に歯ブラシの毛先を入れて磨く事を続けると歯ぐきを傷つけたり、歯の根面が露出してしまいます。知覚過敏の症状が出てくる事もあります。
なかには歯磨きをしていて血が出たので強く磨きすぎたかなと思ってこれ以上磨かないでおこうと歯磨きを控えていましたと言われる方があります。歯磨きをして血が出るのはその場所が歯周病になっている、またはなりかけているサインです。むしろ血が出る所程しっかり磨かないといけません。
歯科医院で歯並びにあった歯ブラシの当て方や動かし方、フロスや歯間ブラシの使い方を教えて貰い毎日継続していくことが大切です。また自分では取り切れないプラークや歯石を定期的に除去してもらうことが大切です。
②加齢や肥満、糖尿病などの全身の病気
加齢や肥満、糖尿病など全身の病気によっても歯ぐきの抵抗力が落ちていきます。
歯ぐきの細胞自体も老化することで歯周病が進行していします。特に糖尿病は歯周病と深い関係のある病気です。
糖尿病は免疫力を低下させて感染を起こしやすくします。歯周病は細菌が原因ですので糖尿病の方は歯周病になりやすく悪化しやすいです。しかし歯周病の治療をして糖尿病の指標であるHbA1Cの数値が改善する事はよく知られています。
③喫煙
もうひとつ生活習慣のなかでも歯周病のリスク要因となるのが喫煙です。タバコは歯周病の進行を速めます。タバコを吸っている人は吸わない人より10年歯周病の進行が早くなると言われています。
歯周病を予防したいのなら、タバコをやめるのが一番の近道です。
歯周病の早期発見の大切さ
まとめとしましては、歯周病を予防するにはセルフケアだけでなく、歯周病の早期発見が重要です。
早く異常がわかればそのぶん早く手が打てます。
そのためには歯科医院で定期的に健診をうけることが大切です。
もし歯周病になっていて治療を受けたなら、治療が終わったときが歯を守る新たなスタート地点です。
再発予防のために健診に通いましょう。
歯周病かなとご不安のお持ちの方は林歯科医院スタッフに気軽にご相談下さい。
一緒に健康なお口の状態を維持していきましょう。
参考元:nico2024 February
歯科衛生士 山口 朱美
