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みなさまは「お口ポカン」って聞いたことありますか?
こんにちは。松阪市の歯医者、林歯科医院スタッフの前田です。
「お口ポカン」という言葉をみなさまはご存知でしょうか?
お口ポカンとは?
お口ポカンの特徴は以下の通りです。
- 日常的にお口が開いている(お食事や会話をしていない時でも、お口が閉じられていない状態)
- 口呼吸になりやすい(アレルギー性鼻炎などがあるとお鼻で呼吸が出来ずお口で呼吸してしまいがちになります)
- 口腔機能の発達が遅れる(食べる、話すなどの機能が充分に発達していない状態を”口腔機能発達不全症”といい、お口ポカンはその症状の1つです)
お口ポカンは、口唇閉鎖不全症とも呼び、近年この症状をもつお子さまも増えてきています。
柔らかい食べ物も増えているということもあり、噛む回数が減ってしまい、筋力が低下してしまいます。
お口ポカンが引き起こす問題
お口があいていることにより、引き起こす問題がいくつかあります。
- 口呼吸による悪影響
口内乾燥、歯周病、いびきなどの感染症にかかりやすくなります - 歯並びや顎の発達への影響
アデノイド顔貌とも呼ばれ、お口ポカンや口呼吸特有の顔つきになってしまいます - 発音の問題
口唇閉鎖不全により発音が不明瞭になります
特に2.の歯並びは遺伝の要素は少なく歯の周りの筋肉や全身の癖などによる外力で決まる事が明らかになってきたので、お口ポカンは大きく影響してきます。
また、お口ポカンにより舌の機能低下にもつながり、舌癖がついてしまう場合があります。これも噛み合わせや歯並びに悪影響を及ぼします。
お口ポカンはお口だけでなく全身の健康にも影響を及ぼす為、早めの対策が必要になります。
お口ポカンの改善策
改善策としては
- 口周りの筋肉を鍛える
口輪筋などを意識的に鍛えることにより、改善が期待できます。 - 舌の正しい位置を覚える
舌には正しい位置があり、その場所を”スポット”と呼びます。
舌の先をそのスポットにくっつけるように意識することで、お口ポカンを改善出来ます。 - 歯科医院での相談
まずは症状の原因を取り除く事が大切です。
以上の3つがあります。
お口ポカンの根本原因
根本原因としては大きく4つ、
- 舌小帯、上唇小帯
- アレルギー性鼻炎
- 環境(スポーツ、楽器など)
- 遺伝
があります。
※アレルギー性鼻炎のあるお子さまは、耳鼻科との連携が必要な場合もあります。
当院でできること
当院ではこの原因を詳しく検査して見つけ出し、その子にあった矯正方法をお勧めしており、改善できるORT矯正も実施しております。
お子さまが口呼吸になっていないか、まずは上記に当てはまっていないかチェックをしてみましょう!
当てはまったり気になったりする点がございましたら、お気軽にスタッフにお声かけください。
スタッフ 前田 実奈美

