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患者様に向けた
歯科情報のご提供

舌はどこに?

いま、あなたの舌はどこにありますか?

 

上下の歯の間にありますか?

上の前歯に触れてますか?

下の前歯を押していますか?

下の顎におさまっていますか?

 

これに当てはまる方は舌癖の持ち主です。

舌癖の持ち主は意外とたくさんいます。

正しい舌の位置は、上の前歯のすぐ後ろの歯茎に舌の先がひっついていることでうす。

ここがスポットポジションです。

このスポットポジションに舌を持っていくのがしんどい方は訓練が必要だと思います。

小さい頃、舌でポンっと音を鳴らして遊んだことはありませんか?

これがラクにできれば、舌を正しい位置に戻すのも簡単かもしれません。

このポンっと音を鳴らすのも、舌を正しい位置に戻す訓練になります。

 

舌が正しい位置にないといろいろなことが起こります。

①口で呼吸する

②寝ている時に、いびきをかく

③口が渇き、虫歯や歯周病になりやすくなる

④二重顎になる

などよくないことが起こる可能性があります。

 

もし、お子様がいて、その子の舌が下の顎におさまっていると、受け口になりやすくなります。

それは舌で下の前歯を押してしまっているからです。

そして、上の顎にぴったりひっついていないと、上の顎が成長せずに、歯並びが悪くなる可能性もあります。

上下の歯の間にあると、開咬といわれる上下の歯が噛み合わない状態になってしまいます。

舌は発声にも関係しているので発音も悪くなってしまいます。

 

お子様の矯正治療法として「ムーシールド」という装置があります。

舌が前歯を押さないように、この装置を使用し、下の位置を正し、受け口を治します。

舌の位置で歯並びはもちろん、口呼吸によって病気になりやすくなったり、二重顎や肌のたるみなど美容面にも関わってきます。

早めに舌を正しい位置に戻しましょう。

 

歯科衛生士 伊藤