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抜けた乳歯をどうするか

乳歯が抜けるというのは、子供の成長を意味する喜ばしい出来事です。

日本では、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根に向かって放り投げる習慣がありますよね。

これは、「上の歯は下に向かって、下の歯は上に向かってすくすく育つように」との意味が込められています。

中国やベトナムでは日本とは逆に、上の歯を屋根、下の歯を地面に投げます。

ハイチやボツワナ、ブラジル、ギリシャなど上下どちらの歯も屋根に投げる国もあります。

一方、アメリカ、カナダ、イギリスなどでは夜眠る時に枕の下に抜けた歯を入れておくと”歯の妖精”がやってきて、抜けた歯とコインを交換してくれる言い伝えがあります。

ロシアやアフガニスタンなどでは、ネズミのように丈夫な歯が生えるようネズミの巣穴に落としたり、チリやコスタリカでは抜けた歯をイヤリングにして身に付けたりします。

最近では、抜けた乳歯を記念に保管するケースも売っており、お子様の乳歯を保存されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

慣習は国によって大きく変わりますが、子供の健やかな健康を願う気持ちはどの国も共通していますね。