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患者様に向けた
歯科情報のご提供

酸蝕症について

こんにちは!松阪市の歯医者 林歯科医院の歯科衛生士の濱口です!

みなさん酸蝕症って言葉をご存知ですか?

近年、残存歯(現在歯)の増加にともない、むし歯や歯周病に続く第三の歯の疾患として酸蝕症が注目を集めています。

歯は想像以上に酸に弱く、実は私たちが「すっぱい」と感じる酸性度の高い飲食物に長く触れていると、いとも簡単に溶けてしまうのです。

歯の表面を被っているエナメル質は、リン酸カルシウムでできている人体で最も硬い組織です。ところが、強い酸に触れると化学反応を起こして分解し、溶けてしまいます。

エナメル質が溶けてしまうと、その下にある軟らかい象牙質がむき出しの状態になり、食べものを噛んだり歯みがきをしたりする時の摩擦でどんどんすり減ってしまいます。

こうした状態を放っておくと、冷たいものがしみる知覚過敏症になったり、むし歯が一気に進行したりするなど、さまざまなトラブルを引き起こすことになります。

酸蝕症にかかった歯には、次のような特徴がみられます

・知覚過敏を起こして冷たいものがしみやすい

・歯全体が丸みを帯びる

・エナメル質が濁って見えたり、内部の象牙質が透けて見えたりする

・前歯の表面がスベスベしてツヤがある

・前歯の先端部分が透けており、ヒビが入ったり、欠けたり、ザラついたりする

・酸蝕により奥歯のすり減りが加速し、深い溝やへこみがみられる

予防方法は3つあります

①口の中に酸を残した状態を避ける

酸性の飲食物を 口にする回数を減らす、ダラダラ食べない・飲まないことを心がけましょう。

口の中に酸が残らないようにするためにも食べた後は水で口をゆすぐことも大切です。

②酸性の飲食物を多量摂取した直後には歯磨きをしない

酸性の強い飲食物を摂取した直後は歯のエナメル質が柔らかくなっているため、歯ブラシで磨くとエナメル質がすり減ってしまいます。

そのため、 酸性の強い物を口にした後は30分程度時間をおいてから歯磨きするようにしましょう。

③就寝前、スポーツの後には酸性の飲食物を控える

就寝前、スポーツの後は唾液の分泌が少なくなります。

唾液の分泌が減るとお口の中が中性に戻りにくく、酸蝕症になりやすい状態が続いてしまいます。

スポーツドリンクやジュースではなく、お茶や水で水分補給するようにしましょう。

最後に

歯は長年の酷使によって年齢を重ねるほど傷み、酸蝕の影響を受けやすくなっています。

なかでも口が乾きやすいという方は、歯を守る唾液の力が十分に働かなくなり、酸蝕症を発症する可能性が高くなると考えられます。

酸蝕症は、むし歯や歯周病に続く第三の歯の疾患で、現代の生活習慣病です。

定期的に歯科医院を受診し、歯の健康状態をチェックしてもらいましょう。