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矯正の豆知識
口腔習癖
みなさん口腔習癖をいう言葉はご存知でしょうか?
簡単に説明すると知らず知らずにしている口周りの癖のことです。例えば、指しゃぶり、唇を噛んだり、舌を噛んでいたりいろいろあります。その中で今日は拇指吸引癖(ぼしきゅいんへき)について説明したいと思います。
拇指吸引癖とは指しゃぶりのことです。それとよく似た仲間におしゃぶりの常用、爪噛み、タオルや毛布、鉛筆などを噛む癖などがあります。これらを続けると開咬(奥歯で噛んだ時に前歯が開いて噛んでいない状態)、上顎前突(上の前歯、上の顎が出ている状態・出っ歯)、交叉咬合(顎は左右いずれかへずれているかみ合わせ)などになることがあります。
これらの習癖は3歳ごろまでならあまり問題がないと言われていますが、4歳を過ぎても続けていると歯並びや顎の成長に影響が出るかもしれません。
爪噛み、指吸いには当院では『バイターストップ』という爪噛み防止のマニキュアもありますので一度相談してみてください。
歯並びに影響があるものでは、頬杖、横向き寝など長期に行った場合、矯正で針金や装置によって歯を動かすよりも強い力が作用してしまうこともありますので気をつけてみてください。
歯科衛生士 大石