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患者様に向けた
歯科情報のご提供

オーラルケアグッズ使いこなせていますか?

こんにちは、松阪市の歯医者 林歯科医院の受付、西川です。
突然ですが、もったいない「オーラルケア」していませんか?

 

毎日がんばってお口のケアをしているのに、いまいち効果が実感できていなくないですか?
それは、歯ブラシや歯みがき剤などオーラルケアグッズの機能を十分に引き出せていない、もったいない使い方をしているせいかもしれません。
フロスや歯間ブラシを使うときに「通すだけ」になっていないですか?

 

歯周病は、歯の根元まわりに溜まったプラーク(歯垢)が原因です。そのため、予防のためには、歯みがきにくわえて、フロスや歯間ブラシで歯の根元まわりをお掃除するのが大切です。
歯間ブラシを使いはじめたかたに多いのが、つまようじを使うときのように「通すだけ」になっているというケース。
歯の根元まわりはカーブを描いていますので、通すだけでは歯間ブラシが当たらない部分が実は多いのです。
根元まわりに当てるには、歯間ブラシを通してから角度を変えましょう。
一方に傾けてやさしく前後に10回、反対方向に傾けて絶対に10回。
こうすれば左右の歯の根元まわりに毛先が届きます。
鏡を見ながらだと分かりやすいので、鏡を見て、しっかり歯の根元まで毛先が届いているか確認しながら磨いてみて下さいね!

歯間の隙間ギリギリの太さだと、ワイヤーが歯や歯茎に当たり傷つけてしまうので、少し細めの通しやすいものを選んでみて下さい。

 

また、朝昼晩、しっかり歯みがきしているのにプラークが溜まっていると言われたことはないですか?
歯ブラシの交換は、どのタイミングでおこなっていますか?

お口のケアに熱心な方でも意外に見落としがちなのが「歯ブラシの交換」。
今お使いの歯ブラシいつ替えましたか?

来院された患者様に伺うと、2〜3ヶ月、または半年替えていないという人もいます。
歯ブラシの毛はある程度使うとコシがなくなり、毛先が開いてしまいます。とくに先端に向かって細くなるテーパード毛(極細毛)の歯ブラシは、毛先がクルクルに曲がっていきます。
それは穂先の曲がったほうきでお掃除するようなもので、みがきたい場所に毛先が当たりにくくなり、当たったとしてもプラークを落とす力は大幅にダウンしてしまいます。
(毛先が開いた歯ブラシは、新品の歯ブラシよりプラーク除去率が4割落ちるという研究もあります)

交換期間の目安は1ヶ月。
そんな短期間で替えるのはもったいないと思うかもしれませんが、そのまま使い続けても、がんばりの効果が出ない「もったいないオーラルケア」になってしまいます。

 

オーラルケアグッズのしっかり使いこなし、お口を清潔に健康にしていきましょう!