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患者様に向けた
歯科情報のご提供

口呼吸について

普段息をしている時、鼻からですか?口からですか?

子供の頃、両親に「口を閉じなさい」と言われた事はありませんか?

鼻呼吸は子供の頃に習慣化されます。

しかし風邪や鼻炎などをきっかけに、口呼吸が癖付いてしまうことがあります。

口呼吸はアレルギーを引き起こしてしまったり、睡眠時無呼吸症候群になってしまったりします。

 

それではチェックしてみてください。

・いつも口が開いている

・鼻が詰まりやすい

・口が乾きやすい

・口を閉じると苦しい

・イビキをかきやすい

・口臭が気になる

 

どうですか?あてはまるものはありますか?

口呼吸の人は、口が開いているので、口が乾燥しやすくなります。

そのため、唾液(ツバ)の量が少なくなり、虫歯や歯周病になってしまう可能性が高くなります。

唾液には、溶けた歯を修復する再石灰化作用や、口の中を洗い流す自浄作用、菌の繁殖を抑える緩衝作用などがあります。

これらの作用が低下すると、虫歯になったり、歯茎が腫れやすく歯周病が進行したりします。さらに、歯の表面が乾燥し着色しやすくなったり、口臭の原因にもなります。

ここで、いくつかの鼻呼吸への戻し方を紹介します。

 

①鼻呼吸を意識する

息をする時は、唇を軽く閉じ、鼻で息をすることを意識する。

②耳鼻科などで治療を受ける

花粉症や鼻炎のある方は口呼吸になりやすいです。

③口にテープを貼る

縦に一本

テープは肌や口に影響のないものにしてください。

市販の口呼吸防止用テープのほか、

サージカルテープ(包帯を止めるテープ)でも代用できます。

④顔の筋肉を鍛える

顔の周り筋肉を鍛えて、口を閉じやすくする。

⑤枕を替える

自分に合った高さのものにする。

 

口呼吸はたくさんの病気につながる第一歩です。

美容にも悪影響を及ぼします。

この機会に、無理なく鼻で息ができるように練習してみましょう。

 

林歯科医院 伊藤友美