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歯の豆知識
口呼吸から鼻呼吸へ
今、口は閉じていますか?開いていませんか?
普段、鼻で息をしていますか?口でしていますか?
「起きている時は、鼻で息をしていて、口も閉じている」、そう言う方でも、寝ている時はどうでしょうか。
最適な睡眠時間は、人それぞれだと思います。
しかし、十分な睡眠時間を確保しているのに、疲れが取れない、体調が優れないなど、そんなことはありませんか?
もしかすると、「寝ている時は口で息をしていて、口が開いている」かも知れません。
鼻にはホコリやバイ菌の侵入を防ぐフィルターがあります。
しかし口には、ありません。
なので、ホコリやバイ菌が直接体の中に侵入してしまいます。
口や喉が乾燥してしまい、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。また、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなることもあります。
その上、口の周りの筋肉が衰えてしまい、見た目が老けて増します。
口は、鼻のように上手に酸素を取り込めません。
そのため集中力がなくなり、眠たくなってしまいます。
朝起きると、
①口が開いている
②口が乾いている
③よだれが出ている
④いびきをかく
⑤口の臭いが気になる
どうでしょう、当てはまりましたか?
当てはまる方は、寝ている時、口呼吸になっている可能性があります。
「起きている時に、鼻で息をすると苦しい」方も、口で息をしています。
いますぐに、鼻呼吸ができるように頑張りましょう。
・鼻呼吸を意識する
息をする時は、唇を軽く閉じ、鼻で息をすることを意識する
・耳鼻科などで治療を受ける
花粉症や鼻炎の方は、口呼吸になりやすいです
・口にテープを貼る
縦、もしくは逆八の字に貼る
テープは肌や口に影響のないものにしてください
・顔の筋肉を鍛える
口の周りの筋肉を鍛えて、口を閉じやすくする
・舌の位置を意識する
舌が上顎にピタッとおさまっている
・枕を変える
自分に合った高さのものにする
など、いろいろな方法で口呼吸から鼻呼吸に変えていきましょう。
見た目も良くなり、体調も良くなりますように。
歯科衛生士 伊藤友美