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患者様に向けた
歯科情報のご提供

胎児の歯

お子様の歯はいつから生え始めるかご存知ですか?お子様のいるご家庭ではなんとなくご存知の方が多いと思います。

個人差がありますが、乳歯は舌の前歯が6ヶ月くらいから生え始め、乳歯が生えそろうのは3歳頃で計20本になります。

永久歯は6歳ごろから下の前歯がグラグラになり生え始めたり、6歳臼歯と呼ばれる永久歯が一番奥に生え始め13〜14歳ごろに永久歯が生えそろい、親知らずを除いて計28本になります。

 

では、歯の元ともなる歯胚(しはい)ができるのはいつからでしょうか?

お母さんのお腹の中、胎生7週に乳歯の下の前歯ができ始めるようです。(※胎生とは受精した日から数えで胎生0週=妊娠約2週となります)

乳歯の歯胚は胎生7〜10週ぐらいに全てでき始めます。その後、歯冠(しかん…歯の頭の部分)が完成し、生後6ヶ月くらいで下の前歯が生え始めますが、その歯の歯根(しこん…歯の根っこ部分)は1.5歳ごろに完成します。

永久歯も同様に、下の前歯は歯胚が胎生5ヶ月ごろからでき始め、歯冠が完成するのは4〜5歳、生え始めるのは6歳ごろで、歯根の完成は9〜10歳くらいです。

お子様の歯の元になるものはお腹の中にいる初期の頃から準備を始めます。

 

個人差はありますので、目安としてお子様の歯を見ていただけるといいと思います。まだ生えてこないなど心配な時は検診も兼ねてお越しください。