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患者様に向けた
歯科情報のご提供

「顎骨壊死」について

2003年に報告があって以来このテーマは様々な学会で話題となっているテーマであり、一般の人たちでも知っている方は多いと思います。

ビスホスホネート製剤という骨粗しょう症の治療薬を飲んでいる人の抜歯を行うと、治癒が遅れて骨が腐る「顎骨壊死」という病態になります。昔はこのような状態を「BRONJ」と言い、歯科界で話題となりましたが、ビスホスホネート製剤以外にも「顎骨壊死」を起こすことがあるということがだんだんわかってきました。

数年前までは少し薬を休んで抜歯することを推奨されていましたが、それを実証するような実験データはなく、最近の発表では休薬したからと言って「顎骨壊死」にならないわけではないち考えられるようになりました(詳細はもうちょっと細かい内容になるのではぶきますが)。

では、どのように対応していけばいいかということになりますが、これは細菌感染に対してどのように抗生剤を使用していくかということになります。基本的に歯科医師も学校で勉強しますが、一般の歯科医院では重症細菌感染症に対してあまり知らないというのが現状です。

林歯科では、このように歯科治療だけにとどまらず、関連医学の知識も吸収し病気のある人に対して安全安心の治療を受けられるように心がけています。

医学はとても深い学問であり、すべてを理解し切れるわけではありませんが、高齢者が増え、全身疾患を多く持っている患者が増えている日本の現状では必要です。

今後もこのような取り組みは行っていくつもりですので、病気があって歯科治療が受けられるか心配な方はまずスタッフにご相談ください。