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患者様に向けた
歯科情報のご提供

電動歯ブラシについて

朝の忙しい時、電動歯ブラシは便利なアイテムです。

最近は種類も増え、磨く時間を教えてくれたり、押し付け防止機能が付いていたりと様々なものがあります。

しかし上手に使えていなければ歯茎を傷つけたり、歯茎が下がってしまい、口の中はきれいになりません。

しかし上手に使うことができればプラーク(歯垢)を効率よく落とすことができます。

上手く使う4つのポイントを実践してみてください。

 

ポイント①

「磨く時に歯ブラシを動かさない」

磨く時にゴシゴシ動かしていませんか?

電動歯ブラシは手磨き用の歯ブラシとは違い「当てるだけ」で大丈夫です。

歯並びに沿って一本づつ当てるように、ゆっくりと動かしていくと高速振動する歯ブラシと音波水流がプラークを落としてくれます。

かみ合わせの部分を磨く時はかみ合わせに対して「垂直」になるように、歯の表面や裏側を磨く時は、毛先を真横に当てるより「斜め45度」に当てると汚れが落ちやすくなります。

 

ポイント②

「磨く時に歯ブラシを押し付けない」

強い力で磨くと歯や歯茎にダメージを与えてしまうことがあります。

優しく当てるだけできれいに磨けるので、できるだけ力を抜いて磨きましょう。

押し付けすぎると知らせてくれたり、防止する機能がついているものもあるので活用しましょう。

 

ポイント③

「ブラシヘッドを交換する」

毛先の色が落ちていたり、毛先が開いているとプラークがしっかり落とせなくなるので3ヶ月を目安に交換しましょう。

 

ポイント④

「ブラシヘッドを選ぶ」

ブラシヘッドにはたくさん種類があります。

自分に合ったものを使うとより効果的です。

歯間に入ったプラークを落とすもの、歯茎が弱く敏感な方用の柔らかいもの、着色汚れを落とすものなど、自分の用途に合ったブラシヘッドを選びましょう。

 

この4つのポイントに注意して鏡を見ながら磨くと上手に磨けるようになり、電動歯ブラシの機能を発揮できるようになります。

また、電動歯ブラシは磨く力が強いので、歯磨き粉選びにも注意が必要です。

研磨剤無配合のものを使い、フッ素などの薬用成分をしっかり働かせるか、低研磨・低発砲のものを使用しましょう。

通常の歯磨き粉を使用する場合は、泡のせいでブラシの当たっているところがわからなくならないように、少量を使用しましょう。

ステイン(着色汚れ)をうたっている研磨製のつよいものは、歯を傷めてしまうので避けましょう。

 

安全に使うためにも、使用前に電動歯ブラシのマニュアルを確認してから、正しく使用していきましょう。