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歯の豆知識
インプラント周囲炎
インプラントは、失われてしまった天然歯のかわりに、人工の根っこを埋め込んだ人工歯です。
インプラントは、治療後のメインテナンスが重要になります。
毎日のブラッシングや歯医者への定期検診を怠ると、インプラントを失ってしまう可能性があります。
歯周病という言葉は聞いたことがあると思います。歯周病にかかるのは天然の歯だけではありません。インプラントも歯周病にかかります。
インプラントがかかるのは、厳密に言えば歯周病ではなく、それによく似た症状の、インプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎は歯周病より骨が溶かされるスピードが速いことが多いです。
歯磨きだけでは細菌を完璧に除去できるわけではありません。
定期的に歯医者でのプロによるクリーニングが必要になります。
インプラント周囲炎の原因は、
・プラーク(歯の汚れ)がついたままになっている
・喫煙
・不適切な噛み合わせ
などがあります。
症状としては、まず歯茎に炎症が起こります。
腫れてきたり、出血してきたりします。
そして歯茎のポケットが深くなり、骨が溶けていき、膿が出たり、揺れてきたりします。
できれば、炎症が起こった段階で、適切な治療を受けることをお勧めします。
歯周病と同じで、初期のうちは痛みも出にくく、気が付かない場合が多いです。
気づいた時には、もう…ということもあります。
治療方法は、まず適切なプラークコントロールを行うことです。
初期のうちはこれで改善してきます。
予防方法
・正しいブラッシング
・定期的なメインテナンス
・禁煙や規則正しい生活
大切な新しい歯であるインプラントを守っていくために、がんばっていきましょう。
歯科衛生士 伊藤友美