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赤ちゃんの口腔内について
アメリカ・ニューヨーク大学歯学部の研究で、お母さんに虫歯があり帝王切開で生まれた赤ちゃんは経膣分娩で生まれた赤ちゃんより虫歯になりやすく注意が必要であることがわかったそうです。(2005年)
(調査はアメリカ・アラバマ州で行われて、経膣分娩127例と帝王切開による出産29例の合計156組)
調査の結果、帝王切開で出産した赤ちゃんは、経膣分娩で出産した赤ちゃんよりも、ミストレプコッカス・ミュータンス菌に感染するのが1年早いことがわかったそうです。
※ストレプトコッカス・ミュータンス菌は最初からヒトの口腔内に存在しているのではなく、口移しや食器の共有などによって感染者の唾液が口に入ることによって感染する
帝王切開と経膣分娩ではなぜ感染率に差が出るのか?
研究グルールはその理由の一つとして「帝王切開によって出産した場合、出生時にあまり菌に暴露しないため、最近に対する抵抗力が弱くなり、感染しやすいのでは…」と述べているそうです。
どちらにしてもお母さんの口の中の状態がよくないと生まれてくる赤ちゃんに悪影響がでます。普段からしっかり歯磨きをして、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けましょう。
引用
Journal of Dental Research[84(9).806-811,2005] Dental Tribune TheWorld’s Dental Newspaper/J.Edition
Vol.1-8.2005/11
赤ちゃんの口腔内について